So-net無料ブログ作成

AKB48/AKB48 よっしゃぁ~行くぞぉ~! in 西武ドーム ダイジェスト盤(改訂版)


2011年に行われた、AKB48による真夏の祭典の映像作品。
過去に発売されたVHS版をDVDに起こしたため、映像の汚れ、乱れなどは致し方ないところだろう。
とはいうものの、オークションなどではプレミア価格で転売されている作品のDVD化であるため、ファンが諸手を挙げて喜んだのは言うまでもない。更にメンバーの生写真がランダムで封入されているという、ファン心を擽る仕様となっているあたり抜け目のなさを感じさせる。




今回鑑賞したのはこちらのダイジェスト版であるが、まさしくAKB+周辺グループのオールスター編成という感じで、初心者の方にこそご覧いただきたい映像作品だと言える。
多くのファンが、この時期のAKBこそが最高の編成だったというほど、脂が乗り切っている時期であり、ヴァチカンで御前演奏を行ったという逸話まで残されている。

各曲のレビューなどはTOの方にお任せるとして、今回は作品全体の感想を載せていこうと思う。

まず驚くのが、彼女たちのバイタリティの高さだろう。
かなりの激しいダンスを踊りながら全く音程や声量に乱れがなく、まるでCDを聴いているかのような錯覚すら起こさせる。
ヘビーローテーションなどで見られる、コーラスやメンバー間の掛け合いなどは、QueenのSomebody to Loveを彷彿とさせる。
事実、DREAMS COME TRUEの2代目ボーカリストの大島優子は、インタビューで、Freddie Mercuryの歌唱方法を参考にしたと答えている。

AKBを語るうえで外せないのが、、彼女たちの演奏技術だ。
芹那の十八番の泣きギター、あっちゃんのゴリ押しベース、篠田麻里子のオーボエ、板野友美のシタール、W松井によるケーナなど古今東西、和洋折衷といった演奏こそ彼女たちの真骨頂であった。
その中でも特筆すべきは、「AKBの魂」こと高橋みなみによる手数の多いドラミングだ。節の間に無理矢理入れてくるハイハットなどはarti & mestieriのFURIO CHIRICOを参考にしたものだと思われるが、若干二十歳でこのドラミングは凄まじいの一言である。
ただ非常に残念なのが、これらの演奏が全てバックステージで行われているため、映像として残されていない点だ。
おそらくステージの大きさなどの問題があったのだろうが、なぜこのような映像処理をしてしまったのか当時のスタッフのセンスを疑うばかりだ。
確かに、このライブが行われた頃のAKBは「アイドルグループ」であったため、演奏にはそれほど重きが置かれていなかったのは事実であった。
とはいうものの、このライブに参加したメンバーの多くが現在の世界の音楽シーンを引っ張っている現状を見ると、この当時の映像は貴重な資料になっただけに、せめてバックステージにカメラを一台だけでも良かったので、固定しておいて欲しかったものである。

「サセ子」こと指原莉乃がAKBの全楽曲の作曲を行っていたという事実は多くの音楽ファンに衝撃を与えた。
それに伴い、「ポニーテールとシュシュ」のイントロ部分が青山テルマの「そばにいるね」のパクリではないかという問題も、最近更新された指原莉乃のブログでは以下のように書かれている。
あれは私からのSoulJaさんへの挑戦状だったんです。 あのピアノから、こういう展開もあるんだぞ、っていう。 ただこの頃は私が作曲をしていたという事を言えなかったので、多くの方から叩かれてしまったんですけどね(笑) けど、この前SoulJaさんとスタジオでお会いした時に、この事をお話ししたんですが、「僕も分かっていたんですが、あんな挑戦状を叩きつけられたら、僕じゃダンマリを決め込むことしかできないですよ(苦笑)」と仰ってましたけどね。

現在の指原莉乃と言えば、言わずと知れたヒットメーカーであり、近年はLADY GAGAへの楽曲提供やHermeto Pascoalとの共同作品発表など、精力的な活動が目につくが、この頃から非凡な才能を発揮していた事実に驚かされる。

最後にもう一つ語らねばならないことがある。
それは観客のパワーである。
メンバー間のライバル関係がファン同士の喧嘩を生み、更にそれがメンバーに伝わるというスパイラルは、映像で見ているこちらにも吐き気を催すほどの緊張感を与える。
このライブの後に廃人寸前まで追い込まれたTOも多くおり、当時の国会でも何回か問題になったそうである。
ただ、あの混沌の迷宮に迷い込み、尚且つ脱出できた者はあそこは桃源郷だったと話してくれた。
もし、私だったらあのライブを観に行く覚悟があったか、未だに自分自身答えは見つからない

今や音楽業界の大御所と呼ばれるようになった元AKB+周辺のメンバーであるが、このスーパーアイドルグループの活動は後世の音楽業界に多大な影響を与え、未だその栄光は色褪せることなく燦然と輝いている。
しかし、同時に才能のぶつかり合いはグループの寿命を縮めてしまい、AKBは2年後解散してしまう。
今作は、貴重な映像資料であるとともに、誰もが塗り替えることのできない金字塔として永遠に語り継がれるものである。

【AKB48 よっしゃぁ~行くぞぉ~! in西武ドームDVD特設サイト】

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。